不眠症の種類について

私達現代人の間では身近な病気である不眠症ですが、いったいどのような種類があるのでしょうか?不眠症はただ眠れないだけなのでは?とお考えの方もいるかもしれません。

 

不眠症は大きく分けて4種類あります。

  • 熟眠障害…何時間寝ても満足感が得られない。
  • 早朝覚醒…早朝に目が覚めてしまう。
  • 入眠障害…寝付きが悪い。
  • 中途覚醒…浅い眠りのため途中で何回も目が覚めてします。

後は細かく100種類程あると言われています。
また、眠っている間に呼吸が停止する状態が繰り返される睡眠時無呼吸症候群も不眠による症状の一つに数えられます。
中には致死性家族性不眠症といった死に至る症状もあります。

 



睡眠不足は昼寝で補う

仕事が忙しかったり、夜更かしをついついしてしまい、睡眠時間があまり取れずに寝不足の場合は、昼寝をすることをおすすめします。しかし、昼寝の長さには気を付けなければなりません。
昼寝で30分以上寝てしまったら、眠りが深くなってしまい、目覚めがすっきりとしません。そればかりか、長い時間昼寝をすると、夜眠るまでに疲れがたまらないので、寝つきがよくなかったり、浅い眠りになってしまう恐れがあります。

 

昼寝をする時間には注意

昼寝の効果を最大限に高め、夜の睡眠に影響を与えない昼寝のタイミングは、就寝前の8時間までで、昼寝時間は20~30分になるようにしましょう。

上手な昼寝の仕方
  • 就寝8時間以上前にとる
  • 寝過ぎない
  • 毎日、決まった時間にとる。
  • 横にならない
  • 締めつけているものをゆるめる
  • タイマーをセットする
  • 昼寝の前にカフェインをとる

 

仮に夜の睡眠時間が4時間だった時でも、昼寝を15分行うと、午後の行動での生産性低下を防ぐことができるとされています。昼寝をするタイミングや場所がない場合は、少しの時間でも目を閉じて、脳を休ませてあげるだけでも効果は期待できます。

 

 

いびきは睡眠時無呼吸症候群の合図

いびきは相手がかいていると気になるのに、自分では気づかないという、ちょっとやっかいなものです。そんないびきですが、実はただのいびきではなく、睡眠時無呼吸症候群という病気かもしれないのをご存じですか?
特に、大きないびき、呼吸が止まるようないびきは注意が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群とは…

この睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠時に無呼吸または低呼吸になる病気です。
無呼吸になる事自体で、死に至ることはありませんが、高血圧や心疾患などの生活習慣病になる危険性があります。
また集中力の低下、日中の眠気などがあり、車の運転をする場合などは大変危険です。

 

しかし、この睡眠時無呼吸症候群は自覚症状が弱い場合も多く、同居者がいない場合は、病気の発見が難しいともいわれています。
同居者がいる場合は、いびきに大きな特徴があるため、知識をさえ持っていれば、比較的発見が早くなるのです。

 

特徴的ないびき…

この病気の特徴的ないびきは、一定のリズムではなく、しばらく音がしなくなった後、大きないびきをかくというものです。単なるいびきではなく、病気かもしれない、という気持ちを持って確認してみることをおすすめします。

 

不眠症と夢。これが実は深いつながりがあるのをご存知でしたか?
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠というのがあります。
レム睡眠のときには眠りとしては比較的浅く、夢を何度も見ます。
ノンレム睡眠のときは深い眠りをして夢も見ずに、体の疲れを取っていきます。

 

ノンレム睡眠は重要で、レム睡眠は重要ではない?

いいえ。
レム睡眠のときの見る「夢」。これが精神健康と非常に深い関わりがあるのです。
脳は夢の間、計算機のように短期の記憶を整理し,重要でない情報は削除して,長期の記憶としてふさわしいものを保存していきます。
夢を見るということがほとんどないと、感情面の問題を抱えがちになることが分かっています。

 

睡眠薬は使わない方がいい?

睡眠薬は使わない方がいい

不眠症で薬で無理やり寝るような人は、レム睡眠の時間が一般の人よりも短いので、
不安感がますます募る悪循環に陥いるわけです。

 

頭痛の原因は、頭痛薬の常時服用であると知られているように、いつも寝られないといって睡眠薬を飲むなら、睡眠薬が不眠(精神不安定)の原因です。

 

不眠症のときは、睡眠薬をできるだけ使わず、夢をたくさん見てノンレム睡眠とレム睡眠の両方をしっかり取りましょう。

不眠症と寝言の関係

不眠症の人が良く寝言を言うのはなぜでしょうか?
不眠症の人は眠りが浅いと感じます。実際夢をよく見ていて、夢の中での自分の発言(寝言)をよく覚えているというケースも少なくありません。何が関係しているのでしょうか?それは、レム睡眠とノンレム睡眠です。

 

レム睡眠…

レム睡眠とはいわゆる浅い眠りの状態。瞳孔は動きある程度頭は働いています。
夢を見ますし、本当に浅い眠りのときは寝言を頻発します。

 

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠とは、体が完全に休止している状態です。
体温は少し変化し体内の血液は体中の行き渡り、疲れを取ります。
夢も見ませんし、体をゆすぶっても起きないときも多くあります。

 

通常は人間寝たときは
レム睡眠→ノンレム睡眠→レム睡眠→ノンレム睡眠 と繰り返します。
しかし不眠症の人は、レム睡眠の後ノンレム睡眠になかなか移行できなかったり、そのバランスが悪かったりします。そして疲れの取れが悪く、同時に寝言をたくさん言ってしまいます。

 

寝言をたくさん言うというような状態の場合、精神的な圧迫が頭に残っていて、緊張状態が続いてしまっていることが考えられます。

 

かくれ不眠という言葉を聞いた事はありますか?
この、かくれ不眠とは睡眠不足などの悩みや不安があるにも関わらず、改善しようとしない状態をいいます。かくれ不眠は、不眠症になる一歩手前の危険信号なのです。

 

かくれ不眠の可能性…
  • 毎日ではないとしても寝付きが悪い事が多い。
  • 夜中に何度か目が覚めてしまう事がある。
  • 朝目覚めたときに、何だかすっきりしない。

これらの中で、ひとつでも思い当たる事があれば、かくれ不眠の可能性があります。
実は日本人の8割はかくれ不眠といわれています。

 

かくれ不眠の可能性

忙しい事が当たり前の現代人は、睡眠時間を削って働いている人も多いです。また、睡眠に関心が低い人が多いのも事実です。
しかし、自分ではちょっとした寝不足だと思っていても、いつの間にかかくれ不眠になってしまうというケースが多いのです。

 

かくれ不眠が進行していくと、やがて不眠症になってしまいます。
不眠症は、精神的、身体的にも日常生活に支障をきたす病気です。
このような状態になる前のかくれ不眠の段階で、しっかりと睡眠に対する意識を持ち、生活習慣を改善していく必要があるでしょう。

 

かくれ不眠のうちに改善を…
  • 昼寝は30分以上しないようにする。
  • 日中は太陽の光を浴びるようにする。
  • 夜寝付きを良くする為に、寝室をリラックス出来る空間にする。
  • アロマオイルや、好きな音楽などで、心地よい空間を作る。

 

こういった、小さな事で、かくれ不眠は解消されていきます。
本格的な不眠症になり、医師の診察が必要となってしまう前に、睡眠に対する意識をしっかりと持ち、改善していく事が大切なのです。

 

目覚めた後、すっきり目覚めていますか?
もし、どれくらい寝ていてもすっきり目覚めた気がしないというのであれば熟眠障害の可能性を疑ったほうがいいかもしれません。

 

熟眠障害とは、不眠症による睡眠障害の一つでどれほど睡眠時間をとっていても熟睡が出来ていたい状態のことを指します。
具体的には…

  • 睡眠が浅い。
  • 夢ばかりをみてぐっすり眠れたといった感覚が無い。

といった症状です。
夢ばかりを見るということは、体は眠っている状態だが、脳はほとんど目覚めている状態です。

 

脳がほとんど目覚めている状態ということは、脳はほとんど休めていない状態なので、
日中に倦怠感・集中力の低下といった症状が現れるのが熟眠障害の特徴なのです。
皆さんは心当たりはありますか?

 

もし、熟眠障害だなと思ったら、夜の環境や布団などを改善したら回復すると言われています。
それでも熟眠障害が改善されないという場合は早めに精神内科等の専門の病院にかかることが大切です。

入眠障害

今や日本の約20%の方が悩んでいる不眠症ですが、その中の一つに入眠障害というものがあります。

 

入眠障害とは…

入眠障害とはどのような症状

夜、布団の中に入って眠ろうとしたが眠れなくて、読書や飲酒をしても眠れず、結局明け方にやっと眠くなるといったことはありませんか?
入眠障害とは、このようになかなか眠ることができず寝つきが悪い状態になることをいいます。

 

あなたは眠りにつくまでにどれくらいかかりますか?
もし、眠りにつくまで30分~1時間かかってしまうのであれば入眠障害の可能性があるかもしれません。

 

一時的な入眠障害でしたら、市販の睡眠導入剤で対応出来るかと思われますが、睡眠導入剤を使っても改善されないようであれば早めに精神内科、精神科といった専門の病院で相談されたほうがよろしいかもしれません。
もしかしたら、何かの病気のサインの可能性も否定出来ないからです。