不眠による体と心の変化…

不眠による体と心の変化…

27歳女性のエピソード

私は20歳から不眠症です。
その診断から程なくしてうつ病も併発していると再度診断されました。
現在も不眠は続いていて投薬治療をしているのですが中々よくなりません。

 

相性もあるのかと思われますが常用や依存を避けるため何度も薬が変わっています。
グッドミンという睡眠薬とプロチアデンと言ううつ病の治療薬が主に出されています。
ですが徐々に症状が重くなってきているので最近睡眠薬がハルシオンに変わりました。

 

この7年間は色んな変化がありました。
体の変化は不眠により疲労の回復が遅いことと世の中では思われがちですが、それ以上です。
もちろん疲労の回復は遅いのですが、ほとんど前日の疲労はそのまま次の日に持ち越されているような感覚です。
なのでそのまま何か頑張って余計に疲労しようものならまたそれが次の日に持ち越されてしまうため悪循環を起こしている状態です。
だからいつでも眠気がありますし昼間が大変しんどく横になっていることが多いです。
生活の中でも何か行動しようとすればその代償が至る所に起こってきます。

 

食事の用意も簡単なものでもままなりません。
用意するのも気力体力共に大変に消耗します。
集中力が低下しているため包丁でカットする作業は本当に疲れます。
コンロの火が着いているにも関わらず注意力が散漫になっているため消すのを忘れ焦がしてしまったり、あわや家事を起こしかけたこともありました。

 

このようなことがあってからは他の家族に食事の用意をお願いしています。
これだけではありません。
動作も遅くなり鈍くなるため何をするにも時間がかかってしまうのです。
入浴も1時間が当たり前な時が多いです。
頭を洗いあげるとそれだけで息切れがし酷いと動悸が起きます。休憩無しには次の体を洗う動作ができないんです。

 

そうなると階段や歩きの外出や遠出が出来ないことがお分かりかと思います。
以前は平気であった車でさえ酔ってしまい直ぐに気分が悪くなり吐き気がはじまります。
外出が困難なのには日の光が耐えられないほどまぶしく感じることも理由の一つです。
それと同時にその刺激で頭痛も出ますし、それは屋内の蛍光灯でも起こることが多々あります。
そのためカーテンは閉め切っている方が多いです。
光だけでなく刺激は音でも同じで神経過敏になっているため健常者には日常的に普通の雑音でも私にとっては騒音に感じられます。

 

私にだけ聞こえていて家族は全く聞こえていないという事は何度もあります。
これら症状も辛いですが私にとって一番辛いことは不眠症により精神に起きている症状がうつ等も含め、心の問題として耐えられない程の苦痛を与えていることです。
気力が出なくなるため何もしたくない、というよりできないので何事もあきらめてしまいます。
それは生活のために欠かせないことだけでなく自分の未来や生きている限り続く自分に関わる全ての事柄に及びます。

 

症状に耐えられないと家族に当たってしまったり寛容さが無くなり我慢ができなくなったりします。
それも症状の一つと分かっていても自己嫌悪と呵責に苦しまない日はありません。
何も出来ない何も役立たない自分は生きている意味はあるのだろうかと思うことも多くなりました。そしてそんなネガティブな自分と居たいと思ってくれる人はいないだろうと悲観的になり余計に眠れなくなるのです。

 

ある程度この症状は薬の副作用も相まって出ていると感じているところもありますが、副作用の出方は個人差があるためはっきりとそのせいであるとは言い切れません。
この7年間で自分の取り柄であった明るさは微塵も残っていません。
何か抜け殻にでもなったようなどうしようもない気分です。
それでも、不眠が治ることを信じていなければ薬を飲むことさえあきらめてしまいそうになります。不眠症は体だけでなく人の心も変えてしまう可能性がある恐ろしい病気だと思います。

 

もし不眠の症状が少しでも出ている人がいるなら重度にならないために我慢せず専門医に診てもらうことを私は強くおすすめします。