心からくる不眠.…

心からくる不眠.…

23歳女性のエピソード

現在不眠症を患っています。
不眠症の診断を受けたのは19才の頃。周りの同級生達とは同じように進学はせず家庭の事情から高校を卒業して直ぐに働いていました。
薬はロヒプノールという睡眠導入剤を出されていました。

 

まだ不眠と言っても眠るきっかけさえあれば何とか眠れる状態ではありました。
入眠困難の症状が出ていたのは確かでした。
それでも、完全に眠れているわけではないので体の回復は遅く次の日の朝目覚めても体は重く疲れ切っている状態でした。
そして、実はこの時もう一つ薬が医師から出されていました。それはルボックスという主にうつ病や心の障害に対する薬です。その理由は強い不安感を私がうったえたためです。

 

その後、約1年その薬を飲み続け仕事を何とかこなしていました。
しかし、薬が徐々に効かなくなって来ていました。
通院していた精神科の医師はそれ以上に強い薬は出したがらず、あくまで様子を見ましょうの一点張りでした。入眠出来ても今度は何度も目が覚める中途覚醒を起こしており、この時体はほとんど回復せずに限界に近い状態でした。

 

仕事にも支障が出始め辞めることも考え始めていました。
当然追い込まれていました。が、相談できる人も周りにおらず私が選んだのがセカンドオピニオンでした。当時では珍しい心療内科を併設している病院の精神科の医師を訪ね、これまでのお薬手帳も一緒に渡し診断にのぞみました。その診断の結果は不眠症はもちろん、新たに不安神経症とパニック障害とうつが加えられました。

 

光トポグラフィーによる脳の検査も受けましたが統合失調症でもなく異常もないとのことでしたが心のケアが必要になってくると言われました。
臨床心理士かカウンセラーによるカウンセリングも考えておいて下さいとも初見から促されました。そして医師から出された薬は睡眠導入剤と睡眠薬、抗うつ薬と自分の過去を振り返る作業をする課題でした。
今までとは全く違う治療の仕方に少々戸惑いましたし、これでどうにかなるのだろうかとも思いました。それに過去を振り返って不眠が治るとも思えませんでした。

 

それでもこれ以上症状が進むことも恐ろしくて取り敢えず出来ることからやっていきました。
課題は自分の心の癖を見つける所から始まりそれが何に繋がっているかを考える作業をしました。そしてそれが過去のいつから始まったことなのか、その時は何歳でどんな時期だったのかなどを思い出す作業を主にしていきました。

 

その間薬はより体に合うもの見つけるため効能が同じでも成分や配合が異なるものを試すために何度か違うメーカーのものを出されたりしていました。
課題も医師とカウンセラーに毎回出していました。そして分かったことは自分の心に出ている障害は家庭にあったということでした。

 

元々子供と接するのが苦手な親の元で育った私は知らないうちに慢性的なストレスを抱えて現在の症状になっていたようなのです。
今思えば小学生の時にしばしば眠れない日があり夜中まで起きざる負えない時があり、酷いと胃潰瘍に苦しんだことなどが症状の始まりであったのです。
世の中で叫ばれているAC(アダルトチルドレン)の親であったと考えられるのです。

 

それを当たり前と思って生きてきたため心が受けている影響に自分では気付かなかったのです。症状が出て初めて気付き、そこからが本当の治療なのだと改めて感じています。
そして現在、私は明らかになった自分の心と向き合う作業を少しずつ時間をかけながら医師やカウンセラーの助けをかりながらしています。不眠はまだ完全には治っていませんが軽くなっており、心の障害も以前より理解できるようになりました。

 

仕事は残念ながら辞ることになりました。治療に専念するためです。
これからも薬による治療とカウンセリングによる認知療法は続きますが心の問題とその症状の一つである不眠症がなくなることを信じて養生したいと思っています。