不眠と人間関係…

不眠と人間関係…

25歳女性のエピソード

21歳の時に不眠症だと診断されました。
正確には高校生の卒業を迎える辺りから眠れない日が多々有りました。
きっと成長ホルモンのせいだろうなどと思って気にしてはいませんでした。
しかし、高校卒業と同時に働きだし、一人暮らしも始め不眠症はゆっくりと進行していきました。

 

仕事で疲れているはずなのに布団に入っても寝付けず次の日の朝がもの凄く疲れていたことを覚えています。それがじわりじわりと悪化し完全な不眠症になりついにはせっかく就いた職も辞めざるおえなくなり現在に至ります。

 

不眠症で起きた変化は体の事だけではありませんでした。
私を取り巻く環境、つまりは人間関係も変わっていきました。
それまで上手く行っていた仕事では不眠症で疲れ切った体に鞭打って出勤しても覇気がなくやる気がないように見られてしまい、態度が気に入らないと言われたりすることがありました。
きっと高卒のくせに元気がないのでそう思われてしまったのかなと思います。

 

仕事に支障が出始めた辺りからは会社に居るのが辛い程ミスや失敗を責められることが多くなり不眠症の診断を受けたのをきっかけに退職しました。
原因を知った同僚からは言ってくれれば良かったのにと最後に言われました。
働いていた当時、高校の時から付き合っている彼氏もおり、大学に通っていました。
間近で私の症状の変化を見ていたひとりです。

 

始めは少々眠れないだけなら特に問題はありませんでしたが、進行し疲れが抜けなくなってくると自宅で休んでいたいため出掛けたりすることが億劫になり眠気が酷い時は彼氏とのコミュニケーションが図れなくなっていきました。
最初は彼も心配してくれていました。しかし、診断を受け薬を飲みだして少し経った頃から私と距離を置くようになりました。
その当時貰っていた薬は睡眠薬と抗不安薬。不眠症の原因がPTSD(心的外傷ストレス障害)と分かったため抗不安薬も出されていたのです。

 

高校生の時に親が離婚した事が原因でした。このことは自分の問題なのだから彼氏には言わないつもりでした。
でもお互いに結婚を考えていたため不眠症を理解したいと言われ正直に原因を話しました。
それからは色々なことに気を配ってくれたり時間があれば病院にもついてきてくれていました。
けれどやはり距離は縮まず別れることになりました。
寝る前に薬を飲む習慣が儀式のように見えて辛かったり、大学生なのに私に気を使うと自分のしたいことなど出来なかったり、他の普通に元気で明るい子と居たいなど言われました。
不眠症の原因である親の離婚で体がおかしくなることが理解出来ないという事が一番のきっかけだったようです。

 

彼は体育会系で家族がとても仲の良い中で育ったので理解が出来ないということは仕方ないと、もの凄く落ち込みましたがそう思うように努めました。
それからは自分の不眠症を人に話すのが怖くなってしまい人に会うことも嫌になってしまいました。そのせいで一時うつ病にもなりましたが今は不眠症と自分の抱えるPTSDの治療をカウンセラーと行っています。
大切に思っていた人との関係が不眠症やその原因のPTSDのせいで壊れてしまったことは本当に悲しく辛かったです。

 

この症状を治さないことには新たな人間関係を作っていくことは難しいとも感じています。
治療をしているとこのまま治らなかったらという不安にかられます。
不眠症ではなかったら色んな人と出会い、もっと楽しいこともしているはずの年齢なのに治らなければずっとひとりかもしれないと思うからです。
だから、私はこの先ひとりでは居たくないと思うからこそ治療をして、治ってまた人と普通に関われるようになりたいと思っています。