不眠と食事の関係…

不眠と食事の関係…

23歳女性のエピソード

今は不眠症は治っていますが、ついこの間まではその症状に悩まされていました。
そして私の父も少し不眠の気があり一緒に療養していました。
家族で不眠の症状が出たのは私と父だけで寝つきの少し悪い兄弟もいますが母も何もなく、遺伝だろうかなどと頭を悩ませていました。

 

父は現在40代、若い頃から寝つきは悪かったようで私は20歳頃から同じように寝つきの悪さと夜中に目が覚めてしまう症状が出始めました。
医師にかかり不眠と診断されてからはロヒプノールという睡眠薬とレボトミンという鎮静作用のある薬を処方され飲んでいました。始めはそれで症状がおさまったように感じていましたが暫くするとまた眠れなくなり体調も以前より少しずつ悪くなっていました。

 

会社員として働くのは無理でしたのでアルバイトをしていましたが、それすらも体がついてゆかず辛くなっていました。仕事さえもできなくなる。このままではいけないと睡眠と名のつく書籍や情報をかき集めては貪るように必死に読み漁りました。
その中で見つけたのが食事療法。
あまりにも意外な情報で目からうろこでしたが自分の症例に良く似ていたため興味を持って読み進めていきました。

 

疲労感にだるさはもちろんなのですが、冷え性に胃が弱いこと、目の下にクマがあること、間食が多かったり食欲を抑えられないことや気分の変動が激しいこと等々私や父に思い当たる内容が書かれていました。
そしてこれまで悩んでいたものは不眠症ではなく低血糖症だったということが分かったのです。
心身に起きていた不定愁訴ともいえる症状は不眠と繋がっていたのです。
低血糖と聞くと糖尿病患者に起こることと思いがちですが正確には機能性の低血糖症で、体の生理機能に支障をきたすものであるため誰にでも起こり得るものです。

 

そしてその原因は砂糖。
正確には精製糖などの直ぐにエネルギーに変換しやすい単糖類のことになりますが、どこにでもありふれているものです。メカニズムはそれらを日常的に摂取することによる血糖値の急激な上昇と下降で体の生理機能が恒常性を失い諸症状を起こすというもの。
私と父の場合、その血糖を調節するホルモンの乱れにより交感神経と副交感神経の働きが損なわれてしまったため不眠症という形で強く表れたのだと思います。

 

また家族の中で私と父だけが虚弱体質であったため他の不定愁訴を伴って顕著に症状が出ていたようなのです。
それが分かってからは家族で話し合いみんなで砂糖をどうにかしてみようということになりました。まずは甘い物を減らす所から始めましたが、家族みんな甘い物が好きであったため我慢するのが大変でした。
今までは食べたいと思えばケーキやチョコレートなど甘いお菓子を好きなだけ買って食べていましたから何度も心が折れてしまいそうになっていました。
それでもサツマイモやフルーツ類はちょっとは食べて良かったのでそれを今までの代用にしながら家族みんなで頑張りました。

 

変化はゆっくり表れ不定愁訴が少しづつ軽くなり始めてから私も父も1か月から3か月をかけて薬から離れる事が出来、眠れるようになりました。
寝つきが悪かった他の兄弟も良く眠れるようになりました。家族みんな治った今でももの凄く甘い物はには気をつけるようになり食事により気を配るようになりました。

 

あんなに辛い不眠に出会わなければ情報収集することもなく食事のことなど気にすることもなかったと思います。
でも、食べ物が不眠を起こす可能性があるということを身をもって体験し、自分の口にするものはきちんとした知識を身につけた方が良いということを学ぶことができました。