睡眠障害に多く見られる症状とその後の対策方法

睡眠障害と呼ばれる病気があります。中にはうつ病にかかってしまった方が、合併症のように併発することの多い病気としても知られています。

 

睡眠障害の主な症状としては、まずは入眠できないことにあります。
夜間に就寝する体勢を整えた場合でも、なかなか寝付くことができない症状が圧倒的に多く出る傾向にあります。
また、一度は就寝することができたとしても、夜間から朝にかけて何度も目が覚めてしまい、しっかりとした睡眠を保つことができない方も数多く存在しています。

 

睡眠障害にかかってしまった場合では、その対策として行うべき行動があります。

 

生活習慣の見直し

生活習慣の見直し

例えば暴飲暴食などをすることが多い方の場合では、内蔵機能が低下して、夜間に寝苦しい症状が出てしまうこともあります。
また、朝はできるだけ早い時間に起きることも大切で、日中には昼寝などを長時間することを恒常的に行っている方の場合では、改善させる必要があります。
夜間に関しては、一定の時間を過ぎてしまったら飲食を控えることも大切で、特にカフェインなどが多く含まれる飲み物などには注意が必要になります。

 

寝室に対しても一定の対策を施すこともお勧めになります。例えば布団や枕、ベッドなどの寝具に対しても、適切なものを選択することが良い方法で、壁紙のクロスなどに対しても派手なものではなく、落ち着いた雰囲気のものに変更することで、神経が安らぐこともあります。

 

照明器具に関してもなるべく室内を明るく照らすことは避けることが良い方法で、特に就寝する前には暗めに設定することがお勧めになります。
それでも睡眠障害が改善されない場合では、心療内科などに行き、睡眠導入剤を処方してもらうことが必要になります。

 

睡眠導入剤には効果の持続等様々な種類が用意されており、本人に適した薬を見つけることができます。さらに、睡眠障害に対して一定の効果をもたらすとされている、サプリメントや健康補助食品などを摂取することで、安心感を得ることもできます。



「陰陽思想」で睡眠の質を上げる

白黒の太極図が特徴的な「陰陽思想」は聞いたことがあるかたもいると思います。睡眠の質を高める秘訣ちいうのは、この相反関係にある2つのバランスをしっかりと保つことです。

 

昼の活動と夜の睡眠の関係は、太極図の白と黒と同じように、本来は対等の価値があるものです。睡眠時間は無駄な時間ではなく、昼の活動をしっかりと行うための土台です。土台がしっかりとしていないと、昼の活動も効率が悪くなります。睡眠環境をしっかりと整えて、たっぷりと眠るようにしましょう。

 

反対に眠れないときには、昼の活動を充実させることに重要度をおきましょう。

  • 運動をする
  • 趣味に没頭する
  • 感動する映画を見る

などを行えば、適度な疲れと充実感を得ることができ、夜はぐっすりと眠ることができます。

 

相反する2つでバランスが取れているものは、睡眠中にも存在します。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。そしてこの2つが交互に繰り返されていります。

睡眠中の成長ホルモンが重要

睡眠中の成長ホルモンが重要

深いノンレム睡眠がきっかけとなって分泌される成長ホルモンがあります。この成長ホルモンには新陳代謝を高くし、疲労回復を手助けする働きがあります。
しかし、ノンレム睡眠だけではしっかりと疲れが取れません。レム睡眠中に夢を見ながら記憶をしっかりと整理することで、精神的なダメージが回復していくからです。
このことからかわるようにノンレム睡眠とレム睡眠が、交互にバランスよく繰り返されるのが、質の高い睡眠です。

 

全体を考えながら、この2つのバランスを保っていくことがとても重要です。

 

 

冬にはできるだけ太陽光を浴びる

寒い冬になると、朝に起床することがとてもつらく、気分の落ち込みや疲労感が出てきます。冬にはできるだけ太陽光を浴びるようにし、室内照明を工夫することで、気分の落ち込みや疲労感を防ぐことができます。
照明は青白い明るめを選ぶようにして、顔の近くで浴びましょう。この光療法で使用される専用の照明器具は、インターネツトショッピングなどで手軽に入手することができます。

冬季うつ病の原因

冬季うつ病の原因の多くは、冬の日照時間の短さが関係しているとされています。その理由としては、精神を安定させるために必要な神経伝達物質のセロトニンが減るためです。

通常のうつ病と冬季うつ病の違い

通常のうつ病と冬季うつ病の違い

通常のうつ病との大きな違いは、「食欲と眠気」です。うつ病になると、食欲がなくなり、不眠になりますが、冬季うつ病は全くの逆です。食欲は増えて、眠気も増します。
特徴的な症状としては、

  • 炭水化物や甘いものが無性に食べたくなる。
  • 一日中寝てたい
  • やる気が全く出ない

このような症状があらわれた時には注意が必要です。

 

夜はリラックス効果が期待

光を十分に浴びることが大切ですが、夜に強い光を浴びるのは避けるようにしましょう。夜はリラックス効果が期待できる暖色の優しい光で、昼と夜の差をはっきりとさせるようにしましょう。

  • 朝~日中:寒色の強い光
  • 夕方~夜間:暖色の弱い光

そして就寝前の一時間は更に照明を落とし暗くすると、睡眠の質が高まります。
生活に影響が出るほどの症状があらわれた場合は、睡眠の専門病院を受診するようにしましょう。

「朝日」と「朝食」で体内時計を整える

体内時計を整える

体内時計の核となる部分は脳に存在し、全身の細胞や臓器などのそれぞれに子時計があると考えられています。この全身の体内時計によって、睡眠や血圧、ホルモンの分泌など一日の変動がコントロールされています。

 

体内時計の周期は24時間ピッタリではなく、平均すると24時間より少し長いです。個人差はあるものの、体内時計が短い人は朝に強く朝型で、体内時計が長めの人は夜に強く夜型になりやすいとされています。
年齢を重ねるにつれて、体内時計は短くなっていく傾向があるので、年配の方が朝に強く早起きな理由はこれにあると考えられています。

 

体内時計のズレを解消しよう

朝目が覚めて、2500ルクス以上の光が目に入ると、体内時計に情報が伝わり、朝の時刻として時計がリセットされます。2500ルクスとはどの程度の明るさの光かというと、部屋の照明で100~1000ルクスです。しかし太陽なら5万~10万ルクス程度あります。なので、朝起きたらまず、カーテンを開け、太陽の光を浴びるようにしましょう。

 

そして体内時計がリセットしてから15~16時間経過し、周囲が暗くなり夜に近づくと、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されて、眠気が起こります。

 

体内時計のズレを解消しよう

朝、光を浴びて体内時計の親時計をリセットしたら、1時間以内に「朝食を食べる」ようにしましょう。このことで親時計ばかりでなく、子時計の体内時計もリセットされて正しい時間を刻みだします。

 

このことから睡眠のリズムが不規則な人は、朝食を食べないことが多い傾向があるようです。また、朝食は牛乳やコーヒーだけという人もいるようですが、しっかりと目を覚ますためには胃腸を動かすことが大切です。

 

朝日で「親時計」を、朝食で「子時計」をリセットした後も、自然光がたっぷりと入る場所で読書をしたり、散歩などで太陽の光を浴びるようにしましょう。

 

不眠症など睡眠に関する悩みというのは、想像以上に厄介なものです。
満足な睡眠が取れないと、それにより日常生活にまで支障が出てしまいます。
すると余計に夜はしっかり眠らないと、そう思ってしまい、それがストレスになり余計に眠れなくなったり、夜中に目が覚めたりと、悪循環を引き起こしてしまいます。

 

日中での対策

それに対して、昼間にしっかり体を動かす事や、カフェイン摂取を控える事等、自分で出来る事もありますが、それでも改善しない場合は、やはり医療機関にかかるのが有効です。
そうした不眠症などの症状はどの医療機関にかかれば良いか悩むという人もいるでしょう。
心療内科や神経内科等が思い浮かぶ人もいるでしょうが、心療内科などはなんとなく行きにくと感じている人もいるでしょう。

 

睡眠外来を受診する

睡眠外来を受診

睡眠外来は、不眠症や過眠症、その他様々な睡眠に関する悩みを改善する為の専門医療期間です。ですから睡眠外来には睡眠治療に関する専門医がいます。ただ、睡眠に関する悩みの原因を考えた際に、うつ病など心の病気が思い浮かぶ場合は、心療内科を受診するのがお勧めです。

 

そんな睡眠外来を受診してみようと思った場合は、自分の日常的な記録を取っておくなどしておくのがお勧めです。何時に寝て、何時に起きた、夜中に目が覚めた時間は何時頃など、日記形式にまとめておくと良いでしょう。

 

不眠症をはじめとした睡眠障害に関して、睡眠外来を受診した場合、まずは問診から始まります。問診時に、そうした日々の記録があれば、それにより診察がスムーズに進む事になります。更に問診以外に、睡眠中の記録を取るキットを使って実際の睡眠時の記録を取る検査をする場合もあります。

 

そしてそれらの結果により、治療をはじめる事になるのですが、治療は、薬物療法で改善を目指すところもあれば、なるべく薬物に頼らない方向で改善を目指すというところもあります。ですから、自分が納得のいく改善法を提示してくれる睡眠外来を見つけるのがお勧めです。

睡眠障害と一言にいっても、様々なケースが考えられます。ストレスが原因である場合が多いですが、確実にそうとは言い切れません。

 

きちんとした診断をしてもらうためにも、一度病院に行くべきです。病院に行けば少なくとも、ひどい睡眠障害なのかそうではないのかはっきりします。
あまりにもひどければ、入院ということになりますがたいていの場合は通院になるので安心して利用するべきです。

 

すぐには治らない

すぐには治らない

いうまでもなく、睡眠障害は個人差があるので一回診察を受けて改善するとは限りません。また、行く病院も出来るならば睡眠を専門にしているところを選ぶべきです。精神科や心療内科などでも、治療を受けることはできますが、原因がストレスならばいいですがその他の要因の可能性もあるので確実性を考えるのであれば、専門医の診察を受けるべきです。

 

睡眠障害の始まりは寝つきが悪いことから始まります。寝つきが悪い状態が、数か月続くようであれば病院にいったほうがいいです。

 

どんな病でも、初期の段階で対応できれば悪化を防ぐことができます。睡眠障害も例外ではありません。多くの人が、日常生活に支障をきたすようになってからでしか病院に行かないものです。そうなってしまうと、どんな睡眠障害であったとしても完治するまでには時間がかかってしまいます。結果的に、多くの治療費を支払うことになります。

 

専門科を受診する

睡眠障害を専門にした病院は全国各地にあります。インターネットを利用すれば、どんな医師がいてどんな治療方法をしているのかを調べることができます。信頼性の高い情報が開示されているので、安心してみることができます。

 

病院で診察を受けるときは、いつからなのか、日常生活にどの程度影響しているかをはっきり伝えたほうがいいです。そうすれば、適切な治療を受けることができ早期に治すことができます。どんな睡眠障害であれ、治療を受ければ悪化を防ぐことは可能です。医師ときちん相談すれば、睡眠で悩むことがなくなる可能性があります。