90分周期で繰り返されるノンレム睡眠とレム睡眠

深い眠り…ノンレム睡眠

深い眠り=ノンレム睡眠

寝ついてから起きるまでの脳波を、簡単に表現してみると、睡眠当初は深い眠りに入ります。「がくっと眠りに落ちる」という表現がとても当てはまります。脳波上には振れ幅を見てみると大きなゆっくり波「徐波」が出てきます。
これをノンレム睡眠といいます。
断眠実験を行った直後に寝ると、ノンレム睡眠の長い眠りになることから、まず体はノンレム睡眠を必要としていることがわかります。また、深いノンレム睡眠中には、成長ホルモンが盛んに分泌されることや、免疫機能と関連があることなども明らかになっています。

 

浅い眠り…レム睡眠

浅い眠り=レム睡眠

ノンレム睡眠が90分ほど続くと、脳波は覚醒状態に近くなります。これがレム睡眠です。目は閉じたままですが、眼球が素早く動きます。夢の中で何かを見ているために目が動いているように感じることもあります。レム睡眠中は、交感神経は完全に休んでいて、筋肉の緊張がゆるむため、体は力が抜けています。逆に頭は覚醒に近づき、レム睡眠時には脳のタンパク質合成は増加します。これはレム睡眠中に、記憶の取捨選択や固定が行われるためと考えられています。

 

一晩に4〜5回繰り返される

ノンレム睡眠とレム睡眠は一晩に4〜5回繰り返されます。
新生児の睡眠は半分近くがレム睡眠なのに対し、大人になると20%ほど減少し、高齢になるとさらに減ります。このことからレム睡眠は脳の発育に重要な役割を持っていると考えられています。